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  お口のお話|11月号vol.1あなたの知らない唾液の話/入れ歯の管理について/歯周病の治療後は定期的に通院した方がいいってホント?

お知らせ

お口のお話|11月号vol.1あなたの知らない唾液の話/入れ歯の管理について/歯周病の治療後は定期的に通院した方がいいってホント?

お口のおはなし

あなたの知らない唾液の話

強い緊張を感じたときに「口がカラカラになってしまう」のは、私たちの体の「自律神経のバランス」と「脳のストレス反応」によるものだそうです。このような「ストレス性ドライマウス」に対して、じつは「甘味」が一つの手助けになる可能性があります。
そもそも5種類ある味覚(酸味・苦味・甘味・うま味・塩味)には、体を守り健康を維持する役割があります。酸味や苦味は、腐敗物や毒物などの有害物質を避ける役割があり、甘味やうま味、塩味は生命維持のための糖、タンパク、ミネラルを取り込む役割があります。これらの味覚を刺激することによって反射的に唾液の分泌がうながされますが、唾液の分泌量は味によって異なります。いちばん味覚を刺激するのは酸味です。これは腐敗や毒性を中和し、口の中から排出するための「防衛反応」と理解されています。そのため酸味に対して多量の唾液が分泌されるのです。
酸味の次に多量の唾液分泌を促すのが「甘味」です。たとえばチョコレートを口に入れるとじゅわ〜っと唾液が自然とでてくるのはどうしてでしょう?それは、甘味が脳に「これからエネルギーが入ってくる」というシグナルを送り、消化吸収の準備をするからなんです。脳は、胃液、すい液、インスリン(血糖値を下げるホルモン)などを分泌して消化吸収の準備をするよう、指令を出します。胃や十二指腸といった消化器官に食物が入ってから準備が始まるのでは遅いので、口で感じた瞬間に脳から指示が出るしくみです。
そして唾液腺に対しては、咀嚼と嚥下がスムースに行われるように唾液分泌の指令を出します。つまり甘味による唾液分泌は、消化のために体を動かす準備なのです。
もっと注目すべきは、甘味には唾液を出すだけでなく、心理的な緊張やストレスそのものを和らげる作用があるそうです。これには、人間の進化と脳の働きが深く関係しています。
人類の長い進化の歴史において、甘味は常に特別な存在でした。自然界において甘味は、野生の果実や花の蜜など、ごくわずかしか存在しない希少な栄養源です。ブドウ糖は脳の主要なエネルギー源でありながら、自然界にごくわずかしか存在しなかったため、それを感知する味覚は「生き延びるためのセンサー」でもあったのです。
この「甘味=貴重な栄養」という認識は、脳の報酬系とも呼ばれる「腹側被蓋野〜即座核」に強く刻み込まれています。そのため、甘いものを口にすると脳内でドーパミンが放出され、「快」の感情とともに記憶されます。この反応は現代でも変わらず、私たちがスイーツを見ただけで「嬉しい」「食べたい」と感じるのは、その報酬系が作動しているからです。また、ストレスや不安を感じているときでも甘いものを摂ると、一時的に気分が和らぐのはこのためです。
実際に動物実験では、甘味刺激によってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されることが報告されています。
味は唾液分泌を促してお口の中の快適さを回復すると同時に、甘味そのものがストレスを和らげるという「二重のやさしさ」を持っているのです。緊張した場面で、あなたの味方になってくれるのは、小さなキャンディかもしれません。

患者満足担当  M.Y

入れ歯の管理について

ご自分じゃなくてもご家族の方で入れ歯をされている方って意外と多いと思います。
ご自分の両親や身内の方で「入れ歯がすぐ外れてしまう」「入れ歯のこの羽根が気になるなぁ」とお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。

ユナイトみよし歯科では入れ歯を作って終わりではなく、より作った入れ歯がご自分の歯茎に少しでもフィットするように回数を重ね調整をしていきます。

入れ歯は作って終わりと思っている方も少なくありませんが、当院ではそこからがスタートです。
歯茎に合わないまま使い続けることで、歯茎がただれてしまったり、傷になって入れ歯が使えなくなってしまったり・・・そのあとは「食事が楽しくない」と負の連鎖が始まります。
私たちの体は基本的に食べることから、楽しみや美味しさ、快楽を得ます。

ぜひ周りの方でお悩みの方がいれば、一度ご相談させてください。
また入れ歯にも保険の入れ歯と保険外の入れ歯があります。
保険の入れ歯は保険内の負担で作ることができ、修理に関しても基本的にはどこの歯科医院でも修理を行うことが可能です。

ただ保険の材料にはなってくるので、あくまでも最低限の機能回復になります。
プラスチックそのものに厚みが必要になるので、違和感や異物感はあります。

消耗品ではありますが、歯がない方にとってなければ食事が取れない大事なものになります。
保険の入れ歯が使いこなせていて、プラス「もう少し薄かったらいいのになぁ」「バネがもっと目立たないものだったら嬉しいなぁ」と言う方には保険外にはなりますが、審美性や機能面が保険の入れ歯よりも高い入れ歯も扱っております。

まずはベースとして保険の入れ歯が使えるということが最低限の条件になりますので、ぜひいちどご相談にいらしてください。
入れ歯でも食事を楽しく美味しく快適な生活を送りましょう。

トリートメントコーディネーター M.H

歯周病の治療後は定期的に通院した方がいいってホント?

歯周病の治療は、「良くするため」と「悪くならないため」の2つのステージでできています。
「歯周動的治療」と「メインテナンス」です。

歯周動的治療は、歯石やプラークを除去したり、歯磨き指導をしたり、場合によっては手術をしたりと、「良くするための治療」のことを指します。
一方メインテナンスは、歯周動的治療で改善しリスクが下がった状態を維持する「悪くならないための治療」のことを指します。

歯周動的治療が終わるとほっとしてすべて終わったような安堵感になりますが、実はその後のメインテナンスの方が予後を決定づける大切なステージなのです。

メインテナンスは、なぜ、そんなに大事なの?
歯周動的治療後にメインテナンスを受けない患者さん10年間で平均2.2本の歯を失い、歯周動的治療後にメインテナンスを受け続ける患者さんは平均1.1本の歯を失うという報告があります。
つまり治療後にメインテナンスを受けないと、歯を2倍失うことになるのです。歯周病は治療でいったん良くなったとしても、その後のメインテナンスがないと再発することが多い病気なのです。

歯周病は細菌が原因で起こりますが、その細菌は治療で激減するものの、やがて再増殖してきます。
いったん住み着いた歯周病菌は、ピロリ菌のように薬を飲んでも駆逐できません。通常、細菌は数ヶ月かけて元に戻ろうとしますので、メインテナンス間隔も数ヶ月に一度というペースが基本です。

ところでメインテナンス患者さんの最大のリスクは何でしょうか?
喫煙や糖尿病ではありません。歯磨き習慣でもありません。最大のリスクは、「メインテナンスの中断」です。
メインテナンスの途中で来院しなくなり、数年後に再来院されたときにガッカリすることがあります。あれだけ安定していたのに、メインテナンスを中断してしまったため歯周病が再発してしまったのです。

歯周病に「メンテナンスフリー」という言葉はありません。治療後のお付き合いが大事なのです。「治療に行くぞ」というような気合いは一切不要です。
お口の中をチェックした後に、必要に応じて指導を受けてから、クリーニングをしてもらうだけです。
それだけであなたの歯の寿命は延びます。

ユナイトみよし歯科では、メインテナンス専用のユニットが最大6台の日もあります。それぞれお口の中の状態に合わせた間隔で、ご予約ください。お待ちしております。

歯科衛生士 H.K

まとめ

今回のスタッフコラムでは、「唾液」「入れ歯」「歯周病メインテナンス」という3つのテーマをお届けしました。
どれも健康な毎日を送るために欠かせない大切な話です。
ユナイトみよし歯科では、患者さま一人ひとりに寄り添った診療を大切にし、地域の皆さまのお口の健康を全力でサポートしています。

気になる症状や不安がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちスタッフ一同、皆さまの笑顔をお守りします。

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患者満足担当  M.Y/トリートメントコーディネーター M.H/歯科衛生士 H.K

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入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

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